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Time Travel

ため息キップ

僕を乗せどこへ行くため息混じりの列車



引き止める情熱も乗り過ごしてばかりで



どこへでもいけそうで気付かないフリをしてた



握り締めたキップは滲んで行き先が見えなくて







空の見える窓君の君の隣に居れば景色も同じと思っていた



なのになぜかその瞳には僕の知らない影が射す



夕映えに目細めまた次の駅見送り



君といつか見てた黄昏を一人思い出してた





君の君の隣で僕は言葉を飲み込んでばかりいた



どこへどこへたどり着くのか答えは景色に紛れてく





僕を乗せどこへ行く先が見えない線路を



握り締めたキップの行き先君と見つけられたら





photo by 空の見える窓
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